大船鉾
2020年 07月 26日
祇園祭が中止になったために、ちまきがあまり売れていないそうです。
例年なら鉾(ほこ)を立てて、その隣りに販売ブースを作ります。そこで子どもたちが「ちまきいかがですか~」と声を上げます。宵山(よいやま)に集まった大勢の人たちは四条通をブラブラ歩きながら、ひいきの鉾からちまきを買っていきます。四条通を埋め尽くすはずの人出が今年はまったくありません。鉾も立てていないし、どこで売っているのかよくわかりません。長刀鉾(なぎなたほこ)はweb販売で完売したそうですが、その他は苦戦しているようです。
私はブログの記事で「船鉾(ふねほこ)」を取り上げたこともあったので、今年は船鉾のちまきを買おうと考えていました。船鉾の販売所というか保存会の建物が四条烏丸にあります。一応調べてから出かけたのですが、なかなか見つかりません。ようやく見つけたと思ったら、扉が閉まっていました。ダメか~とあきらめながら歩いていると「大船鉾(おおふねほこ)」のお店が開きかけていました。
大船鉾は「籤とらず」で後祭のおしまいを行く鉾です。前祭のおしまいが「船鉾」、後祭のおしまいが「大船鉾」となっています。2つの鉾は似たような役割を担っています。
お店を開けているおじさんに、ちまき売ってますか? と尋ねると快く店内に案内してくれました。手ぬぐいも売っていたので、ちまきとあわせて購入。目的を果たせてホッとしました。
販売している手ぬぐいは5種類。この日に最初にちまきを買ったのは私だと思います。そのあと、パラパラとお客さんがあったようです。(その後、完売しているといいのですが……)
by oitopontes
| 2020-07-26 06:20
| 京都
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