三井住友銀行

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 旧三井銀行京都支店の建物です。現在は三井住友銀行の京都支店。元々の建物は1914(大正3)年に建てられました。石と煉瓦を使った2階建ての建物でした(現在は8階建て)。改築するときに外観だけを切り取って貼り付けて残しています。このような建て方をファザード保存というそうです。

 三井住友銀行の建っているところ、住所は下京区四条通烏丸東入長刀鉾町(読み方はたぶん、しじょうどおり・からすま・ひがしいる・なぎなたぼこ・ちょう)となっています。通りの名前が2つある場合には、建物が1つめの通りに面している、ということを表しています。なので、この住所は四条通りに面していて、烏丸通りを東に入ったところ、という意味です。
 それで十分わかるのですが、さらにおまけで「長刀鉾(なぎなたほこ)」がくっついています。長刀鉾は祇園祭では行列の先頭を行く鉾(ほこ)です。自分たちの町内は長刀鉾を出している町なんだという矜恃を示しているのでしょうね(たぶん)。

 建物の解説の続きです。設計を担当したのは鈴木禎次(すずき・ていじ)という人です。鈴木禎次は明治3年生まれの建築家で主に名古屋を中心に活動したようです。それはともかく、鈴木の奥さんは夏目漱石の奥さん、鏡子さんの妹さんなのです。鈴木と漱石は義理の兄弟ということになります。その縁もあって、漱石没後に雑司ヶ谷にある漱石の墓石を設計しています。ちょっと変わったお墓です。いつか機会があったら見に行ってみたいものです(ネットで簡単に見ることができますが)。


by oitopontes | 2021-07-06 06:10 | 神社仏閣・建築 | Comments(0)

No photo,no life ―― ときどき写真を撮る以外には何もしていません。四季折々の京都の風景・お祭りなどを撮影しています。たまに、スポーツも撮ります。ということで対象はバラバラ、何でも撮ります。。。


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